全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月29日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・イタリアの高気圧:暖気持続
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気東進
・モンゴルW部の寒気トラフ:寒気東進
・チリのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45N
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75N以北まで
・イタリアの高気圧:暖気持続、850hPa・16℃線は50N
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・モンゴルW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しS
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しS
・メキシコで寒気南下:850hPa・12℃線が25Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドのEのリッジ:暖気南下、850hPa・12℃線が45Sまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・チリのSW(80W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・アルゼンチン35S以北とその周辺で昇温:850hPa・24℃以上の領域出現
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:グリーンランドN部
・南半球低極 -32℃:南極大陸120E78S付近
・高極(29日00UTC) 24℃:南アフリカ~ザンビア、チャド、スーダン、メキシコ、ブラジル
・高極(29日12UTC) 32℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/