全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バレンツ海のNのリッジ:暖気東進
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下
・アラスカ~チュコート海のリッジ:暖気北上
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・オーストラリア中央部での昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカ~チュコート海のリッジの流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・バレンツ海のNのリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は80Nの少しN
・カザフスタン65Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が45Nまで
・アラスカ~チュコート海のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75Nまで
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・大西洋55Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、南アフリカW部、ナミビアS部で降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリア中央部で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・ニュージーランドのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E61N、エルズミーア島のW
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(2日00UTC) 28℃:ナミビアN部
・高極(2日12UTC) 28℃:アンゴラS部~南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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