全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月5日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・朝鮮半島の寒気トラフ:寒気東進
・アラスカ~北極海のリッジ:暖気北上
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に日本(140E)~グリーンランド(40W)の流れで蛇行大
・ノルウェーの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が65N近くまで
・朝鮮半島の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は35N
・アラスカ~北極海のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が80N以北まで
・カナダ85Wの寒冷渦:W側で寒気南下、850hPa・-24℃線が50N近くまで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に120Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・16℃線は25S、南アフリカ、ナミビアS部で降温
・オーストラリアのS(115E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が35Sまで
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・チリのSW(90W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -40℃:シベリア145E64N付近
・南半球低極 -20℃:南極点周辺
・高極(5日00UTC) 28℃:アンゴラS部~ボツワナW部
・高極(5日12UTC) 28℃:アンゴラ~ジンバブエW部、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/