全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月20日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコ~リビアの寒気トラフ:寒気南下
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下
・東シベリア海の高気圧:暖気北上
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気東進
・南太平洋105Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に東シベリア海の高気圧を周る流れ、ラブラドル海の高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのNWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しN
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65N以北まで
・トルコ~リビアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで、同8℃線が20N近くまで
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下:850hPa・-12℃線が40Nまで
・東シベリア海の高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が80N以北まで
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-28℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・太平洋105Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア110E67N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(20日00UTC) 24℃:アンゴラS部~ボツワナ、メキシコ、アルゼンチンW部
・高極(20日12UTC) 28℃:アンゴラS部~ボツワナ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です