全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月24日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進
・ロシアNW部の寒気トラフ:寒気南下
・中国100Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気東進
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋160W~大西洋20Wの流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30N
・イタリアのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は45Nの少しN
・ロシアNW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が55N以南まで
・インドE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は25Nの少しS
・中国100Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N以南まで
・東シベリア海の高気圧:停滞、暖気弱まる、850hPa・0℃以上の領域縮小
・アラスカSW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が55Nまで
・メキシコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が20Nまで
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-24℃線は35Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・太平洋130Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は50Sの少しN
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気弱まりつつ東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN、アルゼンチン30S以北、ボリビア、パラグアイで降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:アラスカSE部、カナダW部、グリーンランドN岸
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(24日00UTC) 24℃:ナミビア、ボリビアS部、パラグアイW部
・高極(24日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナSW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/