全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月28日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進
・ロシアW部~黒海の寒気トラフ:寒気南下
・サハリンのWの寒冷渦:寒気東進
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は50Nの少しS
・ロシアW部~黒海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N以南まで
・北極海(カラ海のN)のリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が85N近くまで
・シベリア80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は50N
・ベトナムの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が20Nまで
・サハリンのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は35N
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S、オーストラリアSE部で降温
・ニュージーランドのリッジ:暖気南下、850hPa・12℃線が60Sまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・アルゼンチンのSE(60W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:グリーンランドN岸
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(28日00UTC) 24℃:アンゴラS部~南アフリカ、オーストラリアNW部
・高極(28日12UTC) 28℃:アンゴラS部~南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/