全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月29日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン50Eの寒気トラフ:寒気南下
・日本N部の寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気南下
・北大西洋50Wの寒冷渦:寒気東進
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカラ海のリッジの流れで蛇行大
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45N
・カザフスタン50Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・日本N部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は35N
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・大西洋50Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30Sまで、ナミビアS部、南アフリカで降温
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・太平洋135Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・ブラジルのS(45W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が35S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:エルズミーア島~グリーンランドN部
・南半球低極 -20℃:南極大陸150E75S付近
・高極(29日00UTC) 24℃:ボツワナとそのNW側、オーストラリアのW
・高極(29日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/