全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年1月17日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北海の寒冷渦:寒気南下
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気持続
・ラプテフ海の高気圧:暖気持続
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア70Eのリッジの流れで蛇行大
・北海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・シベリア130Eの寒冷渦:850hPa・-44℃以下の寒気持続
・ラプテフ海の高気圧:850hPa・-16℃以上の暖気持続
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25N近くまで
・ラブラドル海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・オーストラリアのS(135E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30S
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・アルゼンチン35S以北で昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -44℃:シベリア130E57N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(17日00UTC) 28℃:南アフリカNW部
・高極(17日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/