全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年1月30日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧~ドイツの寒気トラフ:寒気東進
・日本の寒気トラフ:ブロッキング
・東シベリア海のリッジ:暖気北上
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に東シベリア海のリッジの流れ、太平洋140Wのリッジの流れで蛇行大
・北欧~ドイツの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
・日本の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-8℃線は35N
・東シベリア海のリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が70N以北まで
・アメリカSW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・同95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-28℃線が45N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・マダガスカルのS(45E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS、南アフリカE部、ボツワナE部、ジンバブエ、モザンビークで降温
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ70W63N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸110E78S、145E77S付近
・高極(30日00UTC) 28℃:ボツワナSW部とその周辺、ナイジェリアE部~エチオピアW部、メキシコ、アルゼンチン中部
・高極(30日12UTC) 28℃:ナミビア~南アフリカN部、タンザニアN部~エチオピアNW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/