全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのリッジ:暖気北上
・ウクライナ~イラクの寒気トラフ:寒気東進
・千島列島の寒冷渦:寒気東進
・カナダ95Wの寒気トラフ:強い寒気南下
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65Nまで
・ウクライナ~イラクの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・千島列島の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-16℃線は40N
・カナダ95Wの寒気トラフ:強い寒気南下、850hPa・-32℃線が50Nまで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS(120E)~南米大陸のS(65W)の流れで蛇行大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・オーストラリアのS(140E)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・16℃線が25Sまで
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が25Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E64N、カナダ95W60N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸110E80S~160E73S付近
・高極(2日00UTC) 24℃:チャドS部~南スーダン、南アフリカNW部、オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチンN部
・高極(2日12UTC) 28℃:ナミビアS部、ケニア、エチオピア、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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