全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのEのリッジ:暖気北上
・エジプトN部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ95Wの寒冷渦:寒気南下
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下
・南大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にイギリスの高気圧を周る流れで蛇行大
・アイスランドのEのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70Nまで
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Nの少しN
・エジプトN部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25Nまで
・ロシア50Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が55Nまで
・アメリカSW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・アメリカ95Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が20N近く(メキシコ)まで
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで
・オーストラリアのS(135E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35S、オーストラリアSE部で降温
・太平洋90Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は45Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア145E64N、バッフィン湾60W70N付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸125E80S付近
・高極(11日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチンW部
・高極(11日12UTC) 28℃:ナミビア、タンザニアN部~エリトリア、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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