全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月18日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気北東進
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気持続
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にタイミル半島のリッジの流れ、太平洋140Wのリッジの流れで蛇行大
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が65Nまで
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気北東進、850hPa・-8℃線は45Nの少しS
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N近くまで
・太平洋140Wのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が55Nまで
・アメリカE岸の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・カナダ80Wの寒冷渦:850hPa・-36℃以下の寒気持続
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45S
・アルゼンチンのE(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20Sまで、チリ・アルゼンチン30S以北、ボリビア、パラグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ80W67N付近
・南半球低極 -28℃:南極点周辺
・高極(18日00UTC) 28℃:オーストラリアW部
・高極(18日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア、タンザニアN部~エチオピア、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/