全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年3月6日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのNの寒気トラフ:寒気南下
・イランのリッジ:暖気北上
・アラスカのリッジ:暖気北上
・バッフィン湾の高気圧:昇温
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバッフィン湾の高気圧を周る流れ、アラスカのリッジの流れで蛇行大
・イギリスのNの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が60Nまで
・イランのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が40N以北まで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N近くまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65Nまで
・アメリカのNWの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・-4℃線は40Nの少しS
・バッフィン湾の高気圧:昇温、中心付近に850hPa・0℃以上の暖気
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのSの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30Sの少しN、オーストラリアSE部で降温
・太平洋85Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:北極海50E83N、シベリア115E65N付近
・南半球低極 -36℃:南極大陸120E79S~155E77S付近
・高極(6日00UTC) 28℃:カメルーンN部とその周辺、メキシコ
・高極(6日12UTC) 28℃:アフリカ大陸の広範囲

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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