全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気北上
・シベリア90Eのリッジ:暖気東進
・日本海N部のリッジ:暖気東進
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカナダ110W~イギリスの流れで蛇行大
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が40N以北まで
・ドイツの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・シベリア85Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45N以南まで
・同90Eのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70N
・日本海N部のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は55N
・アメリカSW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が25Nまで
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのSEのリッジの流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・オーストラリアのS(140E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ニュージーランドで昇温:850hPa・12℃以上の領域拡大
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が50Sまで
・アルゼンチンのSE(50W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:北極海110Eの寒冷渦中心付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸の広範囲
・高極(2日00UTC) 28℃:アルジェリアS部、マリNE部、メキシコ
・高極(2日12UTC) 28℃:アルジェリアS部とその周辺、エチオピアNW部、アラビア半島S部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
南半球地上気圧

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