全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進
・イランE部~カザフスタン70Eのリッジ:暖気北上
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進
・カナダ55Wの寒冷渦:寒気南下
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカナダ95Wのリッジの流れで蛇行大
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45N
・ウクライナの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・イランE部~カザフスタン70Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は55Nの少しN
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70N
・同55Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にニュージーランドのSEのリッジの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・ブラジルのS(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:タイミル半島のNの寒冷渦周辺、グリーンランドN部
・南半球低極 -44℃:南極大陸115E79S付近
・高極(9日00UTC) 28℃:アルジェリアS部、チャド、スーダンSW部、サウジアラビア、アメリカS部、メキシコ
・高極(9日12UTC) 28℃:アルジェリアS部~インド、中国100E~105E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/