全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年6月23日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気北上
・バルカン半島のリッジ:暖気東進
・アフガニスタンでの昇温
・モンゴルE部のリッジ:暖気東進
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にバレンツ海の高気圧を周る流れ、ベーリング海の寒冷渦を周る流れで蛇行大
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が50N以北まで
・バルカン半島のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50N
・アフガニスタンで昇温:850hPa・40℃以上の領域出現
・モンゴルE部のリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は50Nの少しS
・ベーリング海175Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しS
・カナダ95Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は55Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南アフリカのSのリッジ(30E)~太平洋130Wの流れで蛇行大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・マダガスカルのS(50E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・オーストラリアのS(130E)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海、アムンゼン湾、バッフィン島
・南半球低極 -40℃:南極大陸145E74S付近
・高極(23日00UTC) 36℃:イランE部、アフガニスタンSW部
・高極(23日12UTC) 40℃:アフガニスタンS部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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