全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年6月24日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス~イギリスのリッジ:暖気北上
・中国120Eのリッジ:暖気東進
・シベリア145Eの高気圧:昇温
・マダガスカルのEの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にベーリング海の寒冷渦を周る流れで蛇行大
・フランス~イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N近くまで
・中国120Eのリッジ:暖気東進、850hPa・28℃線は50Nの少しS
・シベリア145Eの高気圧:昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大
・ベーリング海170Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・カナダ75Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は55N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にマダガスカルのS(50E)~ニュージーランドのS(180E)の流れで蛇行大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しS
・マダガスカルのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20S以北まで
・オーストラリアのS(135E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・アルゼンチンのSE(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海、バッフィン湾
・南半球低極 -40℃:南極大陸50E77S、140E74S付近
・高極(24日00UTC) 36℃:イランE部、アフガニスタンS部
・高極(24日12UTC) 40℃:アフガニスタンS部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/