全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリア~ドイツのリッジ:暖気北上
・シベリア65Eのリッジ:暖気北上
・カラ海の寒冷渦:寒気南下
・カナダ125Wのリッジ:暖気北上
・モザンビークS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋50Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・イタリア~ドイツのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50N近くまで
・北欧N部の高気圧:暖気北上、850hPa・8℃線が75N近くまで
・シベリア65Eのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が60Nまで
・カラ海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が70Nまで
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は70N
・カナダ125Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が70Nまで
・同85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドS部~アルゼンチンのE(40W)の流れで蛇行大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・モザンビークS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が15S以北まで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・ニュージーランドS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:カラ海、北極海
・南半球低極 -40℃:南極点周辺
・高極(11日00UTC) 32℃:モーリタニアNE部とその周辺、アラビア半島、イラン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(11日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です