全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月13日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島のリッジ:暖気東進
・イランの高気圧:暖気西進
・北極海170Eのリッジ:暖気北上
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・バルカン半島のリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は45N
・バレンツ海の高気圧:暖気北上、850hPa・8℃線が75N以北まで
・イランの高気圧:暖気西進、イラク、トルコで昇温
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が60N近くまで
・北極海170Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が80Nまで
・アラスカのSWのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60Nまで
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・オーストラリアのS(135E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS、オーストラリアSW部で降温、同SE部で昇温
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで、アルゼンチン35S以北、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:タイミル半島
・南半球低極 -48℃:南極大陸10E82S付近
・高極(13日00UTC) 32℃:モーリタニアNE部とその周辺、アラビア半島~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコ
・高極(13日12UTC) 36℃:イラン~アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です