全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月23日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・チュニジアの高気圧:暖気北上
・アメリカ110Wのリッジ:暖気持続
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリア145Eの寒冷渦:寒気北上
・アルゼンチンのSEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・チュニジアの高気圧:暖気北上、850hPa・28℃線が40Nまで
・オホーツク海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が50Nまで
・アメリカ110Wのリッジ:暖気持続、850hPa・24℃線は50N
・大西洋40Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S、南アフリカW部で降温
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・オーストラリア145Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が20S以北まで
・ニュージーランドの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで、同8℃線が20S(ニューカレドニア)まで
・太平洋130Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・アルゼンチンのSE(60W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S、アルゼンチン40S以北、ウルグアイで降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:ラプテフ海のN
・南半球低極 -48℃:南極大陸150E75S付近
・高極(23日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(23日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/