全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気東進
・中国W部~モンゴルS部での昇温
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダW部の高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55N以南まで
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は40Nの少しN
・ロシア55Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が60N近くまで
・中国W部~モンゴルS部で昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・シベリア150Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が60Nまで
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は50Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・太平洋105Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・アルゼンチンのE(45W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点付近
・南半球低極 -48℃:南極大陸115E72S付近
・高極(27日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(27日12UTC) 36℃:アラビア半島~アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です