全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年8月12日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポーランドのリッジ:暖気北上
・シベリア70Eの寒冷渦:寒気南下
・モンゴルのリッジ:暖気東進
・南大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にロシア50Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・ポーランドのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50N以北まで
・シベリア70Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55N以南まで
・モンゴルのリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は50Nの少しS
・カナダ120Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が65N近くまで
・セントローレンス湾(60W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・12℃線は40Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアのSE(155E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・フィジーのS(175E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しN
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しN
・ブラジルのS(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで、アルゼンチン35S以北、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -52℃:南極大陸115E80S~150E75S付近
・高極(12日00UTC) 32℃:サウジアラビア~イランW部、アメリカS部、メキシコN部
・高極(12日12UTC) 32℃:アラビア半島~中国100E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/