全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年8月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルト3国のリッジ:暖気北上
・シベリア90Eの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ90Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドS部の寒冷渦:ブロッキング
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ポルトガルのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は40N
・バルト3国のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60Nまで
・シベリア90Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・16℃線が40N以南まで
・太平洋170Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が35Nまで
・カナダ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が55Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が35N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しN
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・ニュージーランドS部の寒冷渦:ブロッキング、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・太平洋130Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は45S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸90E87S~155E75S付近
・高極(15日00UTC) 32℃:サウジアラビア~シリア、アメリカW部
・高極(15日12UTC) 36℃:サウジアラビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/