全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年8月28日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアのSの寒気トラフ:寒気南下
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気南下
・カナダ120Wの高気圧:昇温
・カナダ85Wの寒気トラフ:寒気南下
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋20W~カナダ130Wの流れで蛇行大
・イタリアのSの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が35Nまで
・ウクライナのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・シベリア100Eのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が55N以北まで
・アラスカで寒気東進:850hPa・0℃線が150Wまで
・カナダ120Wの高気圧:昇温、850hPa・20℃以上の領域出現
・同85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しN
・マダガスカルの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が15S以北まで、モザンビークで降温
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・太平洋105Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海、バッフィン島
・南半球低極 -44℃:南極大陸05E84S付近
・高極(28日00UTC) 32℃:サウジアラビア、アメリカSW部、メキシコNW部
・高極(28日12UTC) 36℃:サウジアラビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/