全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年9月7日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気東進
・ロシア50Eの寒冷渦:寒気南下
・アラスカの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリア140Eの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にドイツの高気圧を周る流れで蛇行大
・北欧のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は65N
・ロシア50Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・千島列島の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は45N
・アラスカの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が55N近くまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・16℃線は35N
・グリーンランドS部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は55N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリア140E~大西洋20Wの流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・オーストラリア140Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:グリーンランドN部とその周辺、チュコート海、エルズミーア島のW
・南半球低極 -48℃:南極大陸100E79S~145E76S付近
・高極(7日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イランW部、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(7日12UTC) 32℃:スーダンNE部~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/