全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月10日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのEの寒冷渦:寒気南下
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気東進
・日本の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ100Wの高気圧:暖気北上
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのEの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60N以南まで
・ドイツ~北欧のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は55Nの少しN
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しS
・日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40N近くまで
・カナダ100Wの高気圧:暖気北上、850hPa・12℃線が65N以北まで
・同80Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・0℃線は40Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・インド洋70Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・オーストラリアのS(120E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアSE部のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は40S
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海、カナダN部、グリーンランド
・南半球低極 -32℃:南極大陸の広範囲
・高極(10日00UTC) 28℃:ナミビアNE部とその周辺、スーダン、エジプト
・高極(10日12UTC) 28℃:アフリカ大陸の広範囲、サウジアラビア~パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/