全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月24日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア45Eの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気東進
・カナダSW部の寒気トラフ:寒気南下
・五大湖のリッジ:暖気東進
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にボーフォート海のリッジの流れで蛇行大
・バルカン半島のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が50N以北まで
・ロシア45Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は50N
・アラスカのSの高気圧:暖気東進、850hPa・0℃線は65N
・カナダSW部(120W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50Nまで
・五大湖(85W)のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近く(トンガ)まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:55N以北の広範囲
・南半球低極 -36℃:南極大陸10E85S付近
・高極(24日00UTC) 28℃:アンゴラSE部とその周辺、パラグアイ
・高極(24日12UTC) 32℃:ナミビアN部とその周辺
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/