全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年11月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・エジプトの寒気トラフ:寒気南下
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気南下
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチS部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋160Wのリッジの流れで蛇行大
・エジプトの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が30N以南まで
・ロシアS部(50E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45N
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・朝鮮半島のSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しS
・太平洋130Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30Nまで
・アメリカのE(65W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30S
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が25S以北まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア100~150E、グリーンランドNE部
・南半球低極 -28℃:南極大陸115E74S、135E80S付近
・高極(14日00UTC) 28℃:ボツワナNW部とその周辺
・高極(14日12UTC) 32℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/