全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年11月16日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナ~トルコW部の寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ウクライナ~トルコW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45N近くまで
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は60Nの少しS
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N近くまで
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が55N以南まで
・大西洋45Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸00Eのリッジの流れで蛇行大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しS
・マダガスカルのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しN
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が35Sまで
・アルゼンチンのE(55W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:ラプテフ海
・南半球低極 -28℃:南極大陸115E80S付近
・高極(16日00UTC) 28℃:パラグアイ
・高極(16日12UTC) 28℃:オーストラリア中央部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/