全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年11月25日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下
・オホーツク海の寒冷渦:寒気東進
・セントローレンス湾の寒気トラフ:寒気南下
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・アルゼンチンのSEのリッジ:暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋160E~20E(バルカン半島、リビア)の流れ、カナダ135Wのリッジの流れで蛇行大
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・オホーツク海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
・アメリカ110Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は35N
・セントローレンス湾(60W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N近くまで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで、同12℃線が20S近くまで、ブラジルSE部で降温
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・アルゼンチンのSE(60W)のリッジ:暖気南下、850hPa・16℃線が50S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア135E、150E
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(25日00UTC) 24℃:ボツワナとその周辺、スーダンとその周辺、ブラジルE部
・高極(25日12UTC) 28℃:ボツワナとその周辺、エチオピアNW部とその周辺

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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