全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月2日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア135Eの寒冷渦:寒気強化、南下
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気東進
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進
・チリS部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア135Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・イタリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N近くまで
・シベリア135Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-36℃以下の領域出現、寒気南下、850hPa・-20℃線が40Nまで
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に南極大陸110Eのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・オーストラリアのSW(105E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・チリS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E
・南半球低極 -20℃:南極大陸20E85S付近
・高極(2日00UTC) 28℃:アルゼンチンN部
・高極(2日12UTC) 28℃:ナミビア~南アフリカ、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/