全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年1月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧での降温
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気東進
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダNW部の寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北極海のリッジの流れで蛇行大
・北欧で降温:850hPa・-16℃以下の領域がW進
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しS
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45N
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・太平洋170Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35Nの少しS
・カナダNW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が65Nまで
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が55N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が30S以北まで
・太平洋105Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は45Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:北極海とシベリアの所々
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(2日00UTC) 28℃:オーストラリアNW部
・高極(2日12UTC) 28℃:ナミビアとその周辺、オーストラリア

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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