全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年1月6日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのリッジ:暖気北上
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・アラスカのSのリッジ:暖気北上
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアイスランドのリッジの流れ、バッフィン島の寒冷渦を周る流れで蛇行大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60N以北まで
・チュニジアの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しS
・バルカン半島のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が45N以北まで
・カスピ海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・シベリア85Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は55Nの少しS
・中国NE部(125E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が45N以南まで
・アラスカのSのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が55N以北まで
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N以南まで
・カナダ60Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が45N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア125E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(6日00UTC) 24℃:ナミビア~南アフリカ、オーストラリアNW部、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ
・高極(6日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリアW部
※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/