全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年4月19日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのリッジ:暖気北上
・ロシア50Eのリッジ:暖気北上
・カナダ130Wの高気圧:昇温
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋50W~ロシア60Eの流れ、カナダ130Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65N近くまで
・イタリアS部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・ロシア50Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N近くまで
・朝鮮半島のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は40Nの少しN
・カナダ130Wの高気圧:昇温、850hPa・4℃以上の領域出現
・同90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N近くまで
・エルズミーア島S部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が70N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ナミビアの高気圧:暖気南下、850hPa・20℃線が35Sまで
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20S近くまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・アルゼンチンのE(50W)のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:カナダN部
・南半球低極 -44℃:南極大陸00~55E付近
・高極(19日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(19日12UTC) 32℃:チャドE部~エチオピアNW部
※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/