全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年5月26日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フィンランドの高気圧:暖気東進
・インド中央部での昇温
・モンゴルW部のリッジ:ブロッキング
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にフィンランドの高気圧を周る流れで蛇行大
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75N以北まで
・イギリスのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しN
・フィンランドの高気圧:暖気東進、850hPa・8℃線は70N
・シベリア60Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が60N以南まで
・インド中央部で昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・モンゴルW部のリッジ:ブロッキング、850hPa・20℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのSW(100E)~太平洋100Wの流れで蛇行大
・南極大陸130Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-8℃線が70S以南まで
・南アフリカのSE(35E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・ブラジルのS(40W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極点付近
・高極(26日00UTC) 32℃:アルジェリア~チャド、パキスタン、メキシコ、アメリカS部
・高極(26日12UTC) 32℃:アルジェリア~インド
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/