全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年5月28日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上
・ラプテフ海のリッジ:暖気北上
・カナダ105Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルS部の寒冷渦:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア70Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が80N以北まで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45N以南まで
・日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が35Nまで
・ラプテフ海のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が80Nまで
・カナダ105Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が50N以北まで
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸95Eのリッジの流れ、同120Wのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸120Wのリッジ:暖気南下、850hPa・-8℃線が80Sまで
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は35S
・チリのSW(85W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・ブラジルS部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は25S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:バッフィン湾~シベリア70E
・南半球低極 -40℃:南極点周辺
・高極(28日00UTC) 32℃:イラン~インド、メキシコ、アメリカS部
・高極(28日12UTC) 36℃:パキスタン
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/