全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年5月29日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イベリア半島での暖気北上
・シベリア85Eの寒冷渦:寒気南下
・北極海150Eのリッジ:暖気北上
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア85Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・イベリア半島で暖気北上:850hPa・20℃線が40N以北まで
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が80Nまで
・シベリア85Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が55N近くまで
・北極海150Eのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が80Nまで
・サハリンのEの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が45N以南まで
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60N以北まで
・同70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸90Eのリッジの流れ、太平洋105Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・南極大陸110Wのリッジ:暖気南下、850hPa・-12℃線が85S近くまで
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・オーストラリアSW部(125E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・チリのS(80W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:バッフィン島~ロシア・シベリア60E
・南半球低極 -40℃:南極点周辺
・高極(29日00UTC) 32℃:マリ、ニジェール、パキスタン、インドN部、メキシコ、アメリカS部
・高極(29日12UTC) 32℃:スーダン~インド

※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧5月29日12UTC
北半球500hPa高度5月29日12UTC
南半球海面気圧5月29日12UTC
南半球500hPa高度5月29日12UTC
全球500hPa高度5月29日12UTC

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