全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年6月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのNWの寒冷渦:寒気東進
・北欧のリッジ:暖気北上
・イランの高気圧:昇温
・アラスカN部の高気圧:昇温
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア100Eのリッジの流れで蛇行大
・イギリスのNWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は50Nの少しS
・フランスのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が45N以北まで
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が65Nまで
・イランの高気圧:昇温、850hPa・36℃以上の領域拡大
・シベリア110Eのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は70Nの少しN
・アラスカN部の高気圧:昇温、850hPa・12℃以上の領域拡大
・アメリカ105Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50Nの少しN
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に南極半島の高気圧を周る流れで蛇行大
・南極半島の高気圧:暖気南下、850hPa・-8℃線が75S以南まで
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・ブラジルのS(40W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点近く
・南半球低極 -44℃:南極大陸30W~20E、130E~155E付近
・高極(27日00UTC) 32℃:アルジェリア、ニジェール、アラビア半島、イラン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(27日12UTC) 36℃:サウジアラビア~アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧6月27日12UTC
北半球500hPa高度6月27 日12UTC
南半球海面気圧6月27日12UTC
南半球500hPa高度6月27日12UTC
全球500hPa高度6月27日12UTC

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