全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年1月30日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モロッコの寒気トラフ:寒気南下
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下
・ラプテフ海の寒冷渦:寒気南下
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンでの暖気南下
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・モロッコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N近くまで
・太平洋155Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は35N
・ラプテフ海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が60N近くまで
・アメリカのE(65W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・オーストラリアSW部で暖気南下:850hPa・24℃線が35S近くまで
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・アルゼンチンで暖気南下:850hPa・20℃線が50S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:ラプテフ海
・南半球低極 -20℃:南極大陸125~150E付近
・高極(30日00UTC) 24℃:アフリカ大陸S部、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチン
・高極(30日12UTC) 28℃:アフリカ大陸S部、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/