全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月23日12UTC

南極大陸で寒気強化

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行はやや大きい。ロシアの寒冷渦、中東の寒気トラフ、北太平洋160Eの寒気トラフが目立つ。
高緯度(60N以北):スバールバル諸島、タイミル半島、カナダN部に寒冷渦、周辺に寒気。
中緯度(30~60N):モロッコに寒冷渦。ロシアに寒冷渦。カザフスタンW部~イラクに寒気トラフ、前面のアフガニスタンに暖気。中国NE部に寒気トラフ。ベーリング海175Eに寒冷渦、160Eへの寒気トラフ強化。北太平洋145Wに寒気トラフ。カナダW部にリッジ、暖気。アメリカE部に寒冷渦。カナダE部にリッジ、暖気。北大西洋40~60Wに寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
南極大陸:30E、150Eに寒冷渦、周辺で寒気強化。120Wのリッジ強化、昇温。120~100E付近もリッジで昇温。
中緯度(30~70S):10Eの低気圧、130~120Wのリッジ周辺で蛇行がやや大きいが、他は小さい。南アフリカにリッジに伴う暖気。オーストラリアSW部にトラフに伴う寒気。オーストラリアSE部はリッジに伴う暖気。南米S部(30S以南)に寒気北上。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
モロッコに寒冷渦に伴う寒気。エジプトにトラフ後面の寒気が南下。アフリカ中央部(ニジェール~スーダン付近)は高気圧強まり、高温持続。他は目立つ現象なし。

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