全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年8月1日12UTC

ヨーロッパ~ロシアNW部にリッジ、暖気

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は大~やや大。中高緯度の大規模な流れは、シベリアを周るものと北米大陸N部~グリーンランドを周る2つの大きな渦に分かれ、北極海を貫くリッジが出現。
アイスランドに寒冷渦。ヨーロッパ~ロシアNW部~スヴァールバル諸島にリッジ、暖気。イランに高気圧、暖気持続。シベリア85Eに寒冷渦、カザフスタンに寒気トラフ。中国NE部に高気圧。オホーツク海~日本N部に寒気トラフ。ベーリング海170Wに寒冷渦。アラスカにリッジ。アメリカSW部に高気圧。バッフィン島のSに寒冷渦。カナダ中部、アメリカE部に寒気トラフ。アメリカのEに高気圧。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:70Eに高気圧、暖気。周囲の寒気は持続。南極半島は谷が深まり降温。
中緯度(30~70S):00Eの低気圧、120~115Eのトラフ、150Wの低気圧が目立つ。20Wに強い寒冷渦、地上低気圧は935hPaに発達。南アフリカで寒気北上。オーストラリアSW部にトラフの寒気。同SE部にもトラフの寒気。ニュージーランドはトラフ前面。南米大陸40S以南は寒気持続、30S帯(30~40S)の寒気抜ける。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠の高気圧衰弱、降温。アラビア半島の高気圧強まり昇温。オーストラリア中部にトラフ前面の暖気。南米大陸20S帯(20~30S)の寒気持続。

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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