全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年8月9日12UTC
アメリカW部で高気圧がNへ勢力拡大
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~小。
アイスランドのSEに寒冷渦、イギリス、ポルトガルにかけて寒気トラフ。ヨーロッパE部~ロシアW部にリッジ、暖気。ロシアE部~S部に寒気トラフ。バレンツ海に寒冷渦。東シベリア海に高気圧。中国E部の高気圧縮小。ベーリング海峡に寒冷渦。太平洋140Wに寒冷渦。エルズミーア島のWに寒冷渦。アメリカW部に高気圧、カナダW部にかけてリッジ、暖気。カナダE部に寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
南極大陸:70Eに高気圧、暖気。W~N側の寒気強化。ロス海180Wに寒冷渦。130Eにリッジ、暖気。100Wに高気圧、暖気。
中緯度(30~70S):10Wの寒冷渦、60Eのトラフ、130Eの寒冷渦とトラフ、110Wの寒冷渦とトラフが目立つ。南アフリカの寒気持続。オーストラリアSW部にトラフの寒気。同SE部にトラフ前面の暖気。南米大陸30S以南はリッジにより昇温。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠の高気圧拡大、昇温は特になし。オーストラリア中部にトラフ前面の暖気。フィジー、トンガの寒気持続。南米大陸20S帯(20~30S)で寒気北上、チリN部には暖気。
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載