全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年8月13日12UTC
バイカル湖~東シベリア海に大規模なリッジ
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、大~小。特にシベリアのリッジで大きく蛇行。
北海~フランスに寒気トラフ。ロシアN部に寒気トラフ。イランに高気圧、暖気持続。カラ海に寒冷渦、シベリア85Eにかけて寒気トラフ。バイカル湖~東シベリア海にリッジ、暖気。オホーツク海に寒冷渦。朝鮮半島~日本に高気圧。アラスカSW部に寒冷渦。カナダW部にリッジ。エルズミーア島のSWに寒冷渦。カナダ中部に寒気トラフ。バッフィン島SE部に寒冷渦。アメリカE部に寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
南極大陸:80Eに高気圧、東西にのびて大陸を貫くリッジを形成、中心付近は暖気。150Eに寒冷渦、W側の寒気強化。ウェッデル海のリッジ停滞。
中緯度(30~70S):20Eの寒冷渦、110E、165E、南米大陸S部のトラフ、50Wのリッジが目立つ。南アフリカをトラフの寒気がE進。オーストラリアSW~SE部にリッジの暖気。ニュージーランドはトラフ前面。南米大陸30S以南にトラフの寒気かかるが、アンデス山脈のE側は暖気。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠は降温傾向。マダガスカルの高気圧停滞、アフリカ20S帯(20~30S)で暖気南下。オーストラリアにリッジの暖気。南米大陸20S帯(20~30S)に暖気南下。
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載