全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年9月2日12UTC
イタリアに寒冷渦が停滞
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
アイスランド~イギリスのWに寒気トラフ、北欧に前面の暖気。イタリアに寒冷渦。カザフスタンE部に寒冷渦、トルクメニスタンにかけて寒気南下。北極海120Eに寒冷渦、中心付近の寒気強化。中国NE部に寒冷渦。オホーツク海に寒冷渦。ベーリング海180Eにリッジ。カナダNW部に寒冷渦、850hPaで-12℃以下の寒気を伴う。バッフィン島に寒冷渦。アメリカE部に高気圧。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に140W付近のリッジで蛇行大。
南極大陸:125Eに寒冷渦、S側で強い寒気(850hPaで-40℃以下)拡大、南極点周辺の強い寒気とつながる。60Wに寒冷渦、S側(南極点周辺)、W側に強い寒気。140Wにリッジ、暖気。
中緯度(30~70S):15E、170E(ニュージーランド)、110Wの寒冷渦、10W、95Eのトラフが目立つ。南アフリカ(30S以南)W部に寒冷渦。オーストラリアSW部に暖気南下。同SE部に寒冷渦。ニュージーランドに寒冷渦。南米大陸40S以南にトラフの寒気、30S帯(30~40S)の寒気抜ける。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠で高気圧強まったが、暖気は変化少ない。アラビア半島の暖気持続。オーストラリアN部で昇温続く。南米大陸30~15Sにトラフの寒気。
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載