全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年9月13日12UTC
太平洋160W~アラスカに大規模なリッジ
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
モロッコに寒気トラフ。アイスランドのEに寒冷渦。エーゲ海の寒冷渦停滞、前面のトルコE部に暖気。イランE部で高気圧弱まり、降温。ロシアN部に寒冷渦。北極海60Eに寒冷渦。シベリア95Eに寒冷渦、モンゴル~中国90Eに寒気トラフ。シベリア130Eに高気圧。東シベリア海に寒冷渦。太平洋170Eに寒冷渦。太平洋160Wに高気圧、アラスカW部にかけて大規模なリッジ。カナダN部(95W)に大規模な寒冷渦、太平洋135Wにかけて大規模な寒気トラフ。グリーンランドに高気圧。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:40W、160Eに寒冷渦、周辺に強い寒気(850hPaで-40℃以下)。120~140Eでは強い寒気が75Sまで北上。140Eに高気圧、暖気。20Wにリッジ、暖気。
中緯度(30~70S):70Wに強い寒冷渦、地上低気圧は935hPaに発達。他に120E、150Wの寒冷渦が目立つ。オーストラリアSW部にトラフの寒気。同SE部はトラフ前面の暖気場。ニュージーランドでリッジの暖気持続。南米大陸40S以南で昇温。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠の暖気が西に拡大、マリ、モーリタニアで昇温。アフリカS部10~30Sの昇温続く。アラビア半島の暖気拡大。オーストラリアW部、中部で暖気南下。南米大陸20S帯(20~30S)で寒気北上。
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載