全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年11月20日12UTC
サハリンのNWに寒冷渦、850hPa・-28℃以下の寒気を伴う
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
アイスランドのNEに大規模な高気圧。フランスに寒冷渦。ロシアE部に寒冷渦。カラ海のNに寒冷渦。モンゴルE部~中国105Eに寒気トラフ。シベリア135E(サハリンのNW)に寒冷渦、850hPa・-28℃以下の寒気伴う。東シベリア海に高気圧。ベーリング海峡に寒冷渦。太平洋140Wに寒気トラフ。アメリカW部~ボーフォート海に大規模なリッジ。ハドソン湾に寒冷渦、アメリカE部85Wに寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:20Eに大規模な高気圧、暖気。145Wに寒冷渦、160~80Eのトラフに寒気。
中緯度(30~70S):大西洋20Wに寒気トラフ。アフリカのSの20Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで北上、南アフリカW部に寒気。インド洋80Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで。オーストラリアのSの130Eに寒冷渦、850hPa・0℃が35Sまで。ニュージーランドに寒冷渦停滞。太平洋110Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで。南米大陸30S帯(30~40S)で昇温持続。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠:モーリタニア、アルジェリアに寒気。アフリカ20S帯(20~30S)で寒気北上。サウジアラビアに寒気トラフ。オーストリア中部で寒気北上。南米大陸20S帯(20~30S)で昇温。
【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -28℃:カラ海のN、シベリア135E55N付近、エルズミーア島のSW付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸80~160E・80S付近
・高極 32℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載