全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年12月1日12UTC

シベリア140Eに寒冷渦、850hPa・-32℃の寒気を伴う

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特にイラン~ロシアのリッジで蛇行大。北米大陸での偏西風帯の高緯度域・中緯度域2段分流は持続。
北欧S部に寒気トラフ。チュニジアに寒気トラフ。ウクライナに寒冷渦。トルコ~シリアに寒気トラフ。イラン~ロシアにリッジ。シベリア100E~中国90Eに寒気トラフ。ラプテフ海に高気圧。シベリア140Eに寒冷渦、850hPa・-32℃の寒気、太平洋150Eに寒気トラフ。太平洋150Wに寒気トラフ。同145W~アラスカにリッジ。カナダW部~アメリカW部に寒気トラフ。グリーンランドに寒冷渦。アメリカ中部の95Wに寒冷渦。カナダ中部90Wに寒気トラフ。大西洋40Wに低気圧。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:20W~20Eにリッジ、昇温。100Eに高気圧。120W(沿岸)に寒冷渦。
中緯度(30~70S):大西洋05Eに寒冷渦、850hPa・0℃が40S以北まで北上。インド洋70Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで。オーストラリアのSの130Eに寒冷渦、850hPa・0℃が40S以北まで。オーストラリアSE部にリッジ、暖気南下。太平洋155Wに寒冷渦、850hPa・0℃を伴う。同130Wに寒気トラフ。大西洋50Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠:アルジェリアに寒気トラフ、寒気南下。モザンビークの寒気持続。オーストラリアW部で降温、同E部に暖気南下。ハワイに寒気トラフ。メキシコで寒気南下。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -32℃:オホーツク海のNの2箇所
・南半球低極 -24℃:南極点近く(インド洋側)
・高極 28℃:ナミビア、ボツワナ、南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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