全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年12月14日12UTC

アフリカS部で高気圧強化、昇温

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。ヨーロッパのNを迂回する流れで蛇行大。
大西洋30Wに低気圧。ヨーロッパのWにリッジ。北欧に高気圧。ドイツに寒冷渦、寒気強まる。チュニジアに寒冷渦、モロッコ、アルジェリアに寒気。ウクライナに寒冷渦。カザフスタンW部に寒冷渦。カラ海に寒冷渦、シベリア90Eにかけて寒気トラフ。オホーツク海~日本N部に寒気トラフ。カムチャツカ半島に寒冷渦。太平洋165Wに寒冷渦。同130Wに寒気トラフ。アメリカS部95Wに寒冷渦。カナダ中部85Wに寒気トラフ。グリーンランドNW部に寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:30Eに大規模な高気圧、暖気。切離して低緯度からの流れ込み無くなる。
中緯度(30~70S):大西洋10~20Wに寒気トラフ。インド洋50Eに寒気トラフ。同105Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで北上。オーストラリアSE部に寒冷渦。ニュージーランドに低気圧。太平洋140~150Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで。南米大陸65Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠:アルジェリアに寒気トラフ、ニジェール、チャドで昇温。アフリカS部で高気圧強化、昇温持続。オーストラリア中部、E部で降温。メキシコで寒冷渦の寒気南下。南米大陸20S帯(20~30S)で昇温。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -28℃:シベリア140E65N付近、グリーンランドNW部
・南半球低極 -20℃:南極大陸110E75S付近
・高極 28℃:アンゴラ、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ、オーストラリアNW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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