全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年7月22日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス~北海のリッジ:昇温
・シベリア110Eの高気圧:昇温
・カナダ110Wのリッジ:昇温
・南大西洋60Wの寒気トラフ:850hPa・-4℃以下の寒気が40Sまで北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
大西洋30Wに寒気トラフ。アイスランド、ロシア50Eに寒冷渦。フランス~北海にリッジ、昇温。シベリア90E、カラ海のNに寒冷渦。シベリア110Eに高気圧、昇温。シベリア130E、155E、170Eに寒冷渦。中国NE部にリッジ。太平洋150E、140Wに寒冷渦。アラスカに高気圧、昇温。北極海135Wに寒冷渦。カナダ110Wにリッジ、昇温。アメリカ90Wに寒気トラフ。カナダ75Wに寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:20W~40Eにリッジ。155~110Eにリッジ。100Wに寒冷渦。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋00Eに寒気トラフ。マダガスカルのSEに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで北上、モザンビーク、マダガスカルに寒気。オーストラリアのSの135Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。太平洋170Wに高気圧。同165Wに寒冷渦。同125Wに寒気トラフ。同80Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が30S以北まで。大西洋60Wに寒気トラフ、850hPa・-4℃がチリ、アルゼンチンの40Sまで北上。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
アメリカ110Wに高気圧、暖気北上。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海140W80N周辺の広範囲
・南半球低極 -44℃:南極大陸30E78S、35E75S、135E79S付近
・高極 36℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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