全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年12月6日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア110Eのリッジ:暖気東進
・シベリア135Eの寒冷渦:寒気強化、南下
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気強化
・オーストラリアW部のリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
モロッコに低気圧。イギリスに寒気トラフ。シリア、シベリア70Eに寒冷渦。シベリア~カザフスタン80Eに寒気トラフ。シベリア110Eにリッジ、暖気東進。シベリア135Eに寒冷渦、寒気強化、南下、中国NE部に寒気トラフ。中国115Eに寒気トラフ。ベーリング海170Eに寒冷渦。北極点~160Wに高気圧。太平洋150Wにリッジ、暖気。同135Wに寒冷渦。カナダ105Wに寒冷渦、寒気強化。バッフィン島に寒冷渦。大西洋60Wに寒気トラフ。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:20W、170W(ロス海)に寒冷渦。40E、80Wに高気圧、昇温。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋05Wに寒気トラフ。インド洋100Eに寒気トラフ。オーストラリアW部にリッジ、昇温。タスマン海155Eに寒気トラフ、オーストラリアSE部に寒気北上、ニュージーランドで昇温。太平洋130Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S近くまで北上。大西洋50Wに寒気トラフ。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
アフリカSE部で昇温(寒気抜ける)。アルゼンチンN部で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E58N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極 28℃:オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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